我が家は資産の中に占める生命保険の割合が高い方だと思います。
結婚をしたらもしもの時のために保険をかけよう、子供が生まれたらもしもの時のために保険をかけよう・・・
CMや親の意見、世間の風潮などに影響されて、将来の備えに生命保険は必要不可欠と思ってきました。
でも本当に必要なのだろうかという疑念が浮かんできたので、今回はもしも主人が亡くなった時の事を考えてみて、本当に今加入の保険が必要かを考えてみました。
今日は僕がいなくなった時の話か・・・
大切な将来への備えだからお付き合い下さい♫
現在加入の保険
生命保険は4本入っています。
1、変額保険 基本保険金額 1,000万円
2、米ドル建終身保険 150,000米ドル
3、低解約返戻金型終身保険 1,000万円
4、生前給付逓減定期保険 1,000万円
主人が亡くなった時に約1,000万円保険金がもらえる保険を4本入っています。
このうち4だけ掛け捨ての保険になっています。
もしも主人が今亡くなった場合、3人の生活費、大学までの費用だけは困らないようにしておきたいと思い、1,500万円×2人=3,000万円、1,000万円は生活費というイメージで保険に入りました。(私も働いていて給与があるので、補填というイメージです。)
主人が亡くなった場合どうなるか
今回、我が家が要件に当てはまるという前提で話を進めます。
遺族年金に関しての詳しい内容を知りたい方は以下をご覧ください。
さて、もし主人が亡くなった場合、遺族基礎年金が支給されます。
主人は厚生年金にも加入していますので、遺族基礎年金と遺族厚生年金が給付されます。
遺族基礎年金
支給要件
被保険者、または老齢基礎年金の受給資格期間が25年以上あるものが死亡した時。(ただし、死亡した者について、保険料納付期間(保険料免除期間を含む。)が加入期間の3分の2以上ある事。)
※ただし令和8年4月1日前の場合は、死亡日に65歳未満であれば死亡日の属する月の前々月までの1年間の保険料を納付しなければならない保険料のうち、保険料の滞納がなければ受けられる。
対象者
死亡した者によって生計を維持されていた子のある配偶者と子。
子とは、18歳到達年度の末日(3/31)を経過していない子。
20歳未満で障害年金の障害等級1級または2級の子。
基本額(平成31年4月分から)
780,100円+子の加算
第一子、第二子は各224,500円、第三子以降は各74,800円です。
我が家は現在18歳未満の子供が2人いるので
780,100+224,500+224,500円=1,229,100円/年、支給されます。1ヶ月あたりだと102,425円です。
遺族厚生年金
遺族厚生年金は会社員や公務員など厚生年金の被保険者または老齢厚生年金の受給資格を満たした人が死亡した時に支給されます。
遺族基礎年金に遺族厚生年金が加算されて支給されます。
この計算が非常に面倒。
調べていたら、おおよその目安がわかる表がありましたので参考にさせていただきました。
HP相続弁護士ナビより引用
平均報酬月額を40万とすると、我が家は遺族基礎年金と遺族厚生年金を合わせて157,410円くらい支給されそうです。
現在、4人家族で生活費に約28万かかっているので、もし旦那さんが亡くなったら今より部屋数の少ない家に住み替えるでしょうし、食費や日用品代なども減ります。だいたい7掛けから8掛けの生活費で事足りると考えると8掛けで28万円×0.8=22.4万円が必要になります。
遺族年金で157,410円支給されると仮定すると、224,000円ー157,410円=66,590円足りないことになりますが、私も働いていますので十分クリアできる金額です。
ただ注意点としては、子供が18歳になると子の加算がなくなってしまうので我が家でいうと7〜9年後は月4万ほど減ってしまいます。
ただこうしてみると、思っていたより遺族年金を受け取れそうなので今の万が一で掛けている生命保険4,000万円という額は必要ないかな?と思いました。
これからの方向性
主人が今、万が一亡くなった場合、うちの資産状況からいくと(貯蓄も考えると)生命保険金は3,000万円あれば不安はないかな?と思いました。
そうなると、支払いが済んでいる保険を解約して、その分を投資にまわしたほうが資産が増えると思いました。
生命保険は必要か、まとめ
必要か必要じゃないかと問われれば状況による、としか言いようがありません(*´-`)
例えば我が家に貯蓄が4,000万くらいあればそもそも4本の保険は必要ないと思いますし、
例えば、主人が今亡くなったとして、上の子が大学に入るまでの7年間〜在学4年間、私の収入で十分貯められると思えばいらないわけです。
我が家の失敗は、遺族年金の事などよく調べないうちに、どのくらい保償額が必要かも考えてみることもせずに、保険に何本も入ってしまったことです。
主人がいなくなったらどのくらいの保障が受けられて、どのくらい自分で補填していかなければいけないかをざっくりでも把握しないと、漠然とした不安を解決するために必要以上の保険を掛けてしまいます。
これから生命保険を検討する方は
今現在、どのくらい遺族年金がもらえるか、会社の保障はあるか、生活費はどのくらいかかっていて、旦那さんが亡くなった後はどのくらいの生活費で生活できそうかなどよく考えた上で、どのくらい生命保険を掛ければ安心できるのか、必要なのか、必要ないのかの検討をおすすめします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。