先日、夫に掛けていた生命保険を1本解約しました。
保険額は1,000万円です。
夫には他に1,000万円の生命保険を3本掛けているので今まで4,000万円の生命保険を掛けていた事になります。
なぜ4,000万円かというと、もし夫に何かあって亡くなった場合、2人の子供を大学まで出すのに1,500万円×2=3,000万円、残りの1,000万円は予備費、あとは夫の退職金と、遺族年金と自分で働くお給料分(当時は働いていませんでしたが働けると考えて)で生活費は賄えると考えたからです。
理想をいうと住宅を購入して団信に入っておけば住まいにも困らないのですが、転勤族なのもあって住宅は購入しないできました。
しかし子供の成長や不動産を持つなど資産形成にも変化が出て、もしもの時に安心できる保障額が変わったので今回解約する事を決めました。
マイホームを持つ事になった時や子供が大きくなった時(高校、大学まで出すことができれば)大きな保障はいらなくなるので保険の見直しをした方が良いと思います。
今回は我が家が保険を解約する事にした経緯やタイミングを紹介したいと思います。
一家族の例としてこれから生命保険の加入を考えている方や解約を考えている方の参考になれば幸いです。
どんな保険にいつから入っていたのか
今回解約した保険は2007年に入ったので約14年掛けていました。
保険の種類は変額保険終身型です。
基本保険金額は1,000万円で変動保険金額は自分で運用します。
その他に終身保険、ドル建て終身保険、生前給付逓減定期保険(生活保障型)に入っています。
生前給付逓減定期保険だけ掛け捨てです。
まず2009年に終身保険に入りました。
相続の関係でまとまったお金をもらったので、終身保険の払込期間を一番短くして支払いを終えるようにしました。
なので今は支払いはしていませんが保障は効いています。解約返戻金も少しずつ増えています。
次に2017年にドル建て終身保険、生前給付逓減定期保険(生活保障型)に入りました。
2017年は我が家が節約して貯蓄をしなくてはいけないと動き出した年でまだ貯蓄が全くありませんでした。
私は貯蓄のない状態で夫に何かあったらと思うと不安だったので保険を掛けることにしました。
なぜ解約をしようと思い立ったのか
今回保険(変額保険)の解約を決めた一番の理由は投資用のアパートを持つ事になったからです。
もし夫に何かあれば団信で借り入れはなくなります。そのまま貸し続ければ家賃が入ってきますし、部屋が空いたら自分が住んでも良いので住まいの心配がなくなると思いました。
それで予備費で考えていた1,000万円は必要ないと判断しました。
2つ目の理由としては変額保険の変額の部分の運用がプラスになっていたからです。
日本株、日本債券、世界株、世界債券それぞれ同じ割合で運用していましたが、運用益が出ていたので解約しても良いと思いました。
計算してみたら、結果年利約4.5%で運用できていました。
全部世界株にしていたらもっと運用益が出ていたという話ですが・・・
1,000万円の保険が掛かりながら年利約4.5%の運用ができたなら良かったのではないかと思っています。
解約する時の注意点
変額保険の解約手続きをした時に、今後気をつけたほうが良いと思ったことが2点ありました。
解約の手続きに時間がかかる
ネットで大体の手続きはできますが解約だけはできません。
我が家の入っている保険会社はコールセンターに解約希望の連絡をして、担当者の折返しを待ってから解約の手続きになるのですぐ解約できません。
しかも担当者から連絡が来て、それから解約書類が届きます。書類を書いて返送して書類が担当者に届いた時点で解約になるので、解約をしたいと思ってから解約の手続きが完了するまでタイムラグが生じます。
変額保険は変額部分を世界株式や日本株式で運用しているので市場が上がっている時に解約の手続きの連絡をしたのですが、書類を返送して担当者に届いた時は市場が下がってしまっていて解約返戻金が何万円か減ってしましました。
このタイミングはなかなか難しいですが、タイムラグがあるということは気に留めて手続きした方が良いと思いました。
解約返戻金と支払金額がどのくらいか確認してから解約する
解約をしようと思った時点でどのくらい保険料を払って、どのくらいの解約返戻金があるのかしっかり確認する必要があります。
保険を契約したときの証書に解約返戻金の金額は記載されていますが、5年単位、10年単位でしか記載されていないことが多いです。
コールセンターに問い合わせると現時点の払い込んだ金額と解約返戻金がわかりますので、面倒に思わずにしっかり確認してから解約するか決めたほうが良いと思います。
保険の選び方は正解だったのか?
投資の勉強をするようになってから、これまで入ってきた保険は正解だったのか振り返ってみました。
結論から言うと節約、貯蓄は保険と貯蓄は分けて考えた方が良かったと思っています。
例えば我が家はまとまったお金を貰った時に終身保険にしましたが、今の知識があれば保険にはしなかったです。
なぜならこの保険は年利1.4%程しか増えていないからです。
米国株式とかS&P500ETFに投資していたら、もっと貯蓄が増えていたと思います。
ドル建て終身保険も我が家は月々の支払金額を高くして払い込む年数を短くしているので10年ほどで解約返戻金は払った金額よりプラスになってきますが、そうでない場合は解約返戻金が支払い金額を上回るのに年数がかかります。
貯蓄を使いたいときや計画が変わって解約をしたいと思った時に解約返戻金が支払金額より少ないと損をしてしまうので貯蓄には向かないと思いました。
なので生命保険は掛け捨てで良いと思います。
我が家が最後に入った生前給付逓減定期保険(生活保障型)は掛け捨てです。年数が経つ度に死亡保険金額が下がっていくタイプです。掛け捨てはもったいないとように思いますが、保険料は安く済みます。いずれこの保険も保障が必要なくなれば解約する予定です。
貯蓄型の掛け金との差額を投資した方が貯蓄率は上がると思います。
生命保険を解約した理由と保険の選び方を振り返ってみましたまとめ
我が家は投資をしていない時に色々保険に入りました。結果的に運用してプラスになったので良かったですが、もし今の知識がある状態で14年前に戻れるなら保険と貯蓄は分けて考えて、保険は掛け捨てにすると思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。